リサイクロン焼成処理プラント
建設系廃材から新資源へ
リサイクロン焼成処理プラントは「乾留炉」と「ロータリーキルン」から成っています。
乾留炉の中でリサイクロンを蒸し焼きにすることで、可燃性ガスを抽出します。その可燃性ガスをロータリーキルンの中に送り、燃焼させます。この燃焼を利用してロータリーキルンに投入した石膏粉は1/2石膏へ、破砕処理した不燃物は焼成製品へと変わります。
1/2石膏について
廃石膏ボードを焼成(160~170℃)することで水分を失い、1/2石膏(半水石膏:CaSO4・1/2H2O)に変化します。
この1/2石膏は水と化学反応して石膏(二水石膏)に変化する性質を持っています。
そのため、水分を多く含んだ汚泥や建設残土などの土質改良に優れた性能を発揮します。
1/2石膏の活用
現在では、建設残土を土質改良して積極的に活用することが全国的な傾向となっています。
建設残土の土質改良材として1/2石膏はこれに対し有効に活用できる材料です。
その特徴として、
- 反応時にほとんど熱を出さない
- 環境汚染物質を発生させない
- 中性・安全で人間にも環境にも優しい
等々の優れた性能を有しており、某行政機関から盛土取扱基準の適合製品(路床、路体材)として使用許諾を受けています。
土木・農業用資材として、幅広くお使いいただけます。
事業損益とメリット(リサイクロン製造+焼成プラント)
① 純利益率30%台が想定されます。
本焼成プラント導入によって再資源化を行いますので、今迄外部廃棄物処理業者へ再委託していた費用は不要となり、更に有価物としての販売が加わりますので、大幅な事業損益を創出する事が可能となります。
② 2050年、二酸化炭素ゼロへ先導的に寄与します。
本焼成プラントでは二酸化炭素を排出しませんので、政府設定目標を積極的に先導する事が可能です。
③ 戦略的先行投資が可能になります。
この事業によるキャッシュフローの蓄積は、人口減少による産業廃棄物処理業の経営危機打開へ、戦略的な事業開拓を余裕もって実現することが出来ます。
④ 労働環境改善、業務品質改善が可能になります。
従来、十分に実現できなかった、従業員への待遇と教育、職場環境の改善が可能となり、安定した雇用確保と業務の品質を高めることが出来ます。